近時、日本の賃金・物価が安すぎるという事が言われている。
先日は、テレビで「千原国際会議」を見ました。日本を改革すべきという日本人と、親日派外国人のトークです。
日本人から、例えばある料理人が日本では手取り32万円から家賃を払っていたが、シンガポールに行くと給料90万円、家賃は相手持ちとなった。日本の給料は安すぎるというものだ。
他に、マクドナルドの値段もアメリカと比べ安すぎる、という意見も、ラーメンは海外では2,000円するという報告も。
日本の安すぎは問題だとは思っていたので、週刊ダイヤモンド8月28日号を買いました。
この中では、普通のレストランでの外食は日本は約1,000円、ロンドン・ニューヨークでは2,000円強と2倍であること、日本人の平均年収は40,000ドル以下、アメリカは70,000ドル程度、OECD平均50,000ドル以下である。
IT開発費が安すぎて、技術者が流出していること。
外国在住の日本人からは「お金を貰えないのに日本人は真面目に仕事をやり過ぎる」、「自分たちの提供しているものの価値が分かっていない」などの指摘がありました。
私見としては、給料が安すぎて優秀な頭脳・技術を持つ人が海外で就職していけば、日本の所得が減るので、先細りになっていくのが恐い所です。
自分の働きに対して、正当な請求を出していけば、従業員の賃金確保が出来、人材流出もなくなります。
改めて、自分の提供している仕事の価値に応じた請求を心掛けたいと思いました。
( 山田 毅美 )
2021年08月24日 15:20