今朝、NHKテレビBS1で『TOKYO EYE 2020』という番組を見ました。
公衆トイレついて、成田空港・都内の公衆便所の機能説明があり、その後に落とし物の放送がありあました。
JR東日本の落とし物取扱所へ落とし主が現れ、お礼を言って帰るシーンに始まり、続いて落とし物の倉庫へ案内。年月日ごと、種類ごとに棚で管理され、手袋に至っては、片方だけの物の袋、両手ありの袋に分けてありました。
JR東日本では遺失物管理システムを導入しており、多くの方が従事しています。
2018年、東京都内では1年間の現金の落とし物38億円超、警視庁受理の拾得物届出件数は、414万件とのこと。
日本人は、落とし主に届けてあげたいという気持ちがあるので、このような数字とシステムが存在するのだと思います。
外国では、このような体験はめったに味わえないでしょう。
以前友人と旅行に行き、乗り継ぎで上海空港で降り、税関に着く前に、彼が携帯電話を機内に忘れたと言いすぐに係に捜してくれるよう届けましたが、即答で「出てこない」と言われ、現実に携帯電話が彼の手元に帰ってくることはありませんでした。
私達日本人は、落し物は届出するものだという教育を受けているので、返ってくる確率が高いのです。
このような日本の文化を大切にし、受け継いでいきたいものです。
( 山田 毅美 )
2020年04月03日 10:02