硬貨の穴は何のため?
キャッシュレス化の勢いが止まりません。確かに、お財布を持たずにスマホだけで買い物が完結できるのは便利ですよね。
お財布の中に小銭がいっぱいで金額の割に重い…なんてことも少なくなった気がします。
それでも、実際お金が手元から無くならないとお金を使った実感が湧かなくて使いすぎてしまうので、使い分けが大事かなぁと感じています。
さて、そんなお金にまつわる話。
5円玉と50円玉には中央に穴が空いていますが、何か意味が合うのでしょうか。
造幣局HPによると、貨幣の穴(正式には「孔」と表記)は他の似た貨種と区別するため、偽造防止対策のため、原料の節約のため、なんだそう。
50円硬貨は100円硬貨と区別するために、5円硬貨は元々黄銅貨だった1円硬貨と区別するために穴を開けられました。
しかし、黄銅貨の持つ「金属としての価格」が1円を上回り金属原料として利用される懸念が出ました。
そのため、1円硬貨がアルミ貨幣となり、5円硬貨の穴には「区別する」意味がなくなってしまったということです。
因みに、勝手に硬貨に穴を開けてしまった場合どうなるかというと、貨幣損傷等取締法により罰せられることになります。(財務省HPより)
お金は私たちの生活に切っても切れない存在です。
お金の価値や使い方についてじっくり考える時間を持つよう、心がけたいですね。
2022年10月11日 16:10