ピンチをチャンスに
敵に塩を送る…ということわざがあります。海のない内陸国に領土を持つ武田信玄は、駿河の今川氏真との関係を悪化させたことにより、生活に不可欠である塩の供給を止められてしまいました。
結果、領民の生活が困窮し、健康被害が心配される事態にまで陥りました。
しかし、これを知った上杉謙信は、自らの国も敵対しているにも関わらず、自国で採れた塩を送ったといいます。
これが、「敵に塩を送る」ということわざの語源のようです。
現在の研究では、この故事は後世の創作だとするのが通説となっているようですが、謙信は、ビジネスマンとしての一面もあったようで、塩を輸出することにより富を得たのではないか、とも考えられています。
ともあれ、物事を多方面から考察し、ピンチをチャンスに変える…というのが成功の秘訣のようです。
( 神垣 )
2022年04月19日 10:15