環境問題をもっと身近に
6月5日は「世界環境デー」。環境問題が取り沙汰されている現在、世界中で様々な取り組みがなされています。そんな中、日清食品株式会社では、2019年にスタートした「カップヌードルDO IT NOW!」プロジェクトの一環として『フタ止めシール』の廃止を発表しました。それにより、年間33トンのプラスチック原料を削減できるといいます。併せてシールが無くてもしっかり止められるように開け口を2つに増やしたWタブへと形を変えて、フタ止め感をアップさせているのだそうです。
なお同社が2008年から採用しているバイオマスECOカップは、焼却時に排出されるCo2排出量を約16%削減できるとして話題になりましたよね。私たち消費者の側も、このような取り組みを知ることで、環境問題が決して他人事ではないということを身近に感じるきっかけになるのではないでしょうか。
ちなみに、ほとんどのカップラーメンは熱湯を入れて3分待ってからでないと食べられませんよね。これって、何の為の3分だと思いますか?
現在の技術があればもっと短くできるはず!麺をほぐすための最低時間?
日清食品創業者の安藤百福氏によると、待ち時間の3分は、さらにお腹を空かせて麺を美味しく食べるための、『食べる人の焦らし時間』なんだそう。1分では早すぎて気分が盛り上がらず、5分だとイライラしてしまう、ということで導き出した時間が3分なんだとか。
かつて1分でできるカップラーメンが発売されましたが、不人気で製造中止になったそうですから、消費者心理を的確についているのかもしれませんね。
( 神垣 )
2021年06月08日 15:28