夢の新薬
先週、アメリカの製薬会社「バイオジェン」と日本の「エーザイ」が開発したアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」が、アメリカのFDA＝食品医薬品局に承認されたとの大きなニュースが話題となりました。これまでのアルツハイマー病の治療薬は、症状の悪化を数年程度遅らせるものでしたが、この度承認された新薬は、病の進行そのものを抑える効果が期待される、初めての薬なのだそうです。
今回の承認は、早期治療を必要とする患者のため「迅速承認」という仕組みで行われており、追加の臨床試験の結果次第では、承認を取り消す可能性もあるとしていますが、夢の治療薬への大きな一歩であることには違いありません。
その一方で、新薬の年間薬剤費は5万6000ドル(日本円で約610万円)という試算されており、医療費をどのように負担していくかなどの多くの課題があることも否めません。
では、普段の生活で私達にできる事はないのでしょうか。
脳の血流をよくするための軽い運動、例えばウォーキングやジョギング、水泳、自転車等の有酸素運動を20分程度行うのが良いのだそうです。
全ての人が健やかに暮らせる世の中にしたいものです。
( 神垣 )
2021年06月15日 09:26
