小規模企業掛金等控除
小規模企業共済についてみていきましょう。
小規模企業共済は、中小機構の運営する共済制度の一つです。
https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/
まず、中小機構は、国の中小企業政策の中核的な実施機関です。
起業・創業期から成長期、成熟期に至るまで、
企業の成長ステージに合わせた幅広い支援メニューを提供しています。
地域の自治体や支援機関、国内外の他の政府系機関と連携しながら中小企業の成長をサポートしています。
そんな機構が実施する共済の一つが小規模企業共済ですが、
簡単に言うと、小規模企業の経営者や役員、個人事業主などのための、積み立てによる退職金制度です。
現在、全国で約153万人の方が加入されています。
掛金は全額を所得控除できるので、高い節税効果があります。
国の機関でありながらホームページ上でも節税をうたってしまう、国公認というわけです。
将来に備えつつ、契約者の方がさまざまなメリットを受けられるおトクな制度なのです。
小規模企業共済の掛け金についてみていきましょう。
https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/about/installment/index.html
①掛金月額は、1,000円から7万円までの範囲内(500円単位)で自由に選択できます。
さらっといいましたが、最大月7万円、年間にすると84万円の退職金積立ができ、所得控除が受けられるということです。
年払いでも、月払いでも、半年払いでもOK
掛金の増額や減額も可能です。
②掛金は前納できます。
利益がとても出てしまったときにはもってこい。
1年以内の前納掛金も所得控除対象です。
さらに前納すると一定割合の前納減額金を受け取ることもできます。
③注意点は2つ
口座振替のみ対応。口座振替設定前は現金でのお支払いです。
事業上の損金または必要経費には算入できません。
これを聞くと掛金MAXで前納もとなりそうですが、
あくまでご利用は事業計画やライフプランに合わせて行いましょう。